多いハリと少ないハリ
前回はツボの話を書きました。
今回はそのツボをいくつ使うか…という話です。
タスケのスタイル
患者さんは「ツボはいくつ使うのか?」ということが気になると思います。
初めて鍼(ハリ)を受けられる患者さんだと、なおさらですよね。
「何本ぐらいハリをされるのだろう?」と構えてしまうと思います。
よく「ハリはたくさんされる」と覚悟されて来られる方がいます。
タスケは“少ないハリ”で効果を出すことが特徴です。
(一度に使うツボは7箇所までと決めています)
なので、ハリが初めてという方でも安心して受けていただけますし、そんなに覚悟を決める必要はありませんよ。
どうして少ないハリにこだわるのか?
「多くハリをした方がよく効くんじゃないの?」
そんな声が聞こえてきそうですね。
プロとアマの違い
鍼灸師になりたての頃はツボが絞りきれず、一度に20箇所以上のツボを使うことも多々ありました。
確かにそのやり方でも効かなくはないのです。
「数打ちゃ当たる」て言葉があるように、なんとなく効く場合もあるからです。
しかし、多くツボを使うことで、いったいどのツボがよく効いたのか解らなくなってしまっていました。
その場合、次回も同じ効果を出せるか?が問題となっていました。
プロとアマの違いは、常に成果を出せるかどうかです。
○アマでとびっきり上手く手品が成功したとしましょう。
ですが、次回も同じようにできるとは限りません。
○プロは今日も明日も、明後日もとびっきり上手い手品ができるのです。
体調が悪くても、どんな大きなステージでも、プロとして一定のレベルを出せる技術があるのがプロです。
常に最前で、最短で良くなっていただくことを考えて施術をしています。
単にツボを絞っているのではなく、問診でしっかりとお話を聴いたうえで「どこのツボがいちばん効くか、患者さんを想像してツボを絞っています」
まとめ
少ないハリにこだわるのには理由があります。
確かに50本ハリをする鍼灸院もあれば、100本以上のハリをする鍼灸院もありますハリに電気を流す鍼灸院もあれば、ハリ一本に対していくら(何円)という鍼灸院もあります。
鍼灸には流派があり、考え方もさまざまです。
ここでは「どうやったら効くか」ということ一点のみを考え抜いた結果、“少ないハリ”という選択をしました。
なので電気を流したり、マッサージをすることもしません。
自信があるからこそ“少ないハリ”で効果が出せます。
タスケが使っているのは整動鍼(せいどうしん)という技術です。
一つのツボが身体にどのような影響をあたえるのかを徹底的に観察して、実践、検証されたツボのみを選んで使っています。
はりきゅうroom タスケ
院長
1985年生まれ。高知県出身。中学校からバドミントンを始め、今でも社会人バドミントンをやっている。
18歳、鍼灸の専門学校へ入学。
21歳、はり・きゅう師免許取得。
23歳、ヨーロッパ一周ひとり旅。
27歳、世界一周ハネムーンに出発。
31歳、大阪府吹田市で『はりきゅうroom タスケ』をスタート。